最近はほとんど見かけなくなりましたが、1960年代に一大ブームを巻き起こした「ハーフサイズカメラ」をご存知でしょうか?!今回はその中でもリコーが作った「オートハーフ」を紹介します!
コロコロしていて可愛らしいね!!!
電池不要で使えるって本当っ!?
とっても可愛らしい「オートハーフシリーズ」♪
「リコーオートハーフ(RICOH AUTO HALF)」は1962年にリコーから発売されたフィルムカメラです。今から約60年も前の商品にもかかわらず”現在にも通じるデザイン(本体デザイン、ロゴデザインなど)”に仕上がっているところが本当に凄いですよねっ!!
四角いで外装は金属製で高級感がありますよね。表面には直線で構成されたラインが印刷された装飾版が貼り付けてあり、近未来っぽいデザイン(レトロフューチャー)ですよね(^^♪ リコーのデザインチームに大きな賛辞を贈りたいです(*‘ω‘ *)/
※今なら持っているだけで”モテる”のではないでしょうか(/・ω・)/
オートハーフシリーズは多くのバリエーションがあり、私も通算で5台ほど使い倒しましたが(笑)、一番活躍したのはこの「S」型だと記憶しています。手前にセルフタイマーのボタンが加わり、記念撮影が楽しくなったこ事を覚えています(・ω・)ノ
オートハーフシリーズという名前の通り、1コマのフィルムを2コマに分割し、画質を下げながらも2枚撮影が楽しめる”ハーフサイズフォーマット”を採用しているんです。36枚撮りのフィルムを入れると72枚撮影できるのがとっても助かります。そのため旅行に重宝するんです♪
※今でいう「APS-Cフォーマット」ですね!
体調電池やゼンマイが搭載され、全自動で使えます♪
さらに、ゼンマイ動力&太陽電池(セレン電池)が採用されているのも大きな特徴です。ゼンマイを巻いておき、シャッターを連続で押せば「ジィー ジィー ジィー・・・」という音と共に、連続撮影できちゃうのもとっても楽しい機能です♪
※露出合わせやピント合わせも全自動ですので本当にシャッターを押すだけです(^^)/ このような”らくちん操作”もヒットの要因ではないでしょうか。
↑フィルム室はこのようになっています。通常の35mmフィルムカメラの場合、中央部は横に長いのですが、オートハーフは見ての通り縦長です。ですので、そのままシャッターを押すと縦長写真が撮れちゃうんです!
※今の「スマホ」と同じですね!時代を先取っていたのかもしれません・・・!
~ 「オートハーフS(発売:1965年)」 主要スペック ~
・シャッター:1/125
・レンズ:RICOH 25mm F2.8(3群4枚)
・ピント合わせ:固定焦点 ※「写るんです」と同じです
・露出:プログラム自動露出(外光式。セレン受光素子)
・巻き上げ:ぜんまい式
・電池:不要
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