富士フィルムのカメラでポートレートを撮りたいなと思ったら「XF56mmF1.2 R」という選択肢しかありませんっ! 今回はフジフィルムの中でも最高峰と呼ばれる「XF56mmF1.2 R」を2年ほど使いましたので、その様子をレビューします!
このレンズ、写りは素晴らしいんだけど、、ちょっと重いんだよねぇ。。
とっても明るい中望遠レンズ!F1.2と明るさも抜群です!
35mm換算85mmの中望遠レンズでF価は1.2と非常に明るいレンズです。56㎜f1.2というハイスペックながら405gと、他社製フルサイズレンズと比べると比較的コンパクトにまとめられています。外装は金属製で質感が良く、所有欲も満たしてくれます。「X-T2」に装着すると程よい重さとなり、バランス感も素晴らしいです。
※X-T2の記事はこちらを参照ください↓
レンズは8群11枚構成で非球面レンズ1枚、異常分散レンズを2枚含んでいます。絞り羽は7枚ですが、綺麗に円形にボケてくれます。フィルター径は62mm。単焦点のXレンズに比べるとやや大きい印象です。
※荷物を減らしたいときにはコンパクトな「X-M1」にも装着して撮影していました(^^♪
空気感が撮影できる見事なレンズ!!!
フジフィルムXシリーズの中でも人気のある「56mm1.2」。絶妙な空気感が再現できるレンズです。F1.2という大口径レンズのため、背景のボケも凄まじいんですっ!!!
何気ないシーンを撮っただけなのに一味違った空気感を演出してくれるのが最大の特徴です。これは他のXシリーズのレンズでは再現できない味でしょう。開放での撮影は僅かに甘くなりますが、日常で使う分にはそこまで気にならないレベルだと思います。
ただし、オートフォーカスは今のレンズと比べるとわずかに遅く感じます。今の爆速AFに慣れた方だとちょっと違和感を感じるかもしれません。
料理を撮ると美味しく見えちゃいます♪
露出を変えて明るめに料理を撮ると、とっても美味しそうに見えるのも素晴らしいポイントです!しかしながら、最短撮影距離は約70センチと僅かに遠いのがネックなんです。。。接写を多用したい方には残念ながらオススメできないレンズなんです。。。
”人物撮影”に効果を発揮します!!!
このレンズが特に活躍するのは人物撮影ではないでしょうか。背景をぼかすことによって主題が引き立つ画作りが簡単に再現できちゃいます♪もちろんスマホのカメラとは比較にならないくらい素晴らしいレンズですよ!
ただし防塵防滴ではありませんので、天候が悪い時や海辺&砂地での撮影は控えたほうが良いでしょう。
もちろん”動物撮影”にもピッタリ♪
人物はもちろん、動物撮影にも真価を発揮します!是非動物に近寄ってポートレート風の写真を撮ってみてください。きっと素晴らしい写真が撮影できるでしょう(^^♪
”夜間撮影”もバッチリ♪
F値が明るいので、夜間の撮影も手持ちである程度カバーできちゃうのも嬉しいです!三脚不要で↑ここまで撮影できますよ♪これは素晴らしいアドバンテージでしょう!! 三脚があればさらに繊細な描写が楽しめますよ!(^^)!
XF56mmF1.2 Rのメリット&デメリット
2年使って感じた事を下記にまとめてみました。あくまでも個人的な意見となりますのでご注意ください(^^♪ 購入を検討されている方に参考になると幸いです。
メリット
・スナップやポートレート撮影に最適な「中望遠」撮影が楽しめる
・開放値F1.2なので暗い場所でも撮影ができ、ボケも大きく再現できる
デメリット
・Xシリーズの中ではやや大きく重い
・最短撮影距離が70センチとやや遠い
・オートフォーカスが少し遅い
・防塵防滴ではないので屋外の撮影にはあまり向かない
・値段がやや高い(中古で8万円ほど)
追伸
写りは全く申し分ないのですが、やや重い事と、最短撮影距離が遠い事と、防塵防滴ではない事、オートフォーカスでの動画撮影にあまり向いていない事がネックでして、、、2017年2月に発売された新型の軽量レンズ「XF50mmF2 R WR」へ乗り換えてしまいました。F値は2と下がってしまいますが、最短撮影距離が39センチ、軽量&コンパクト、高速AF、防塵防滴などのアドバンテージが大きく、持ち出す頻度がさらに増えました! こちらについては下記より参照ください↓
いきなり”購入”するのはハードルが高い!という方には”レンタル”もオススメです。試してみてから購入を検討されるのも良いでしょう! このようなサイトからお借りするのも良いでしょう↓
コメント